#13
ご主人様のお風呂はいつも長い。
私は首輪をつけられて、リードを浴場のドアにかけられてるため遠くまで行くことはできない。
ご主人様は意外にも側にいた人だった。偶然出会って体を重ねてお互いにわかった。二人が何を求めているのか。
今もご主人様は、全てを脱ぎ捨てた私を浴場の前にしゃがませて、体を洗って欲しい時だけ浴場の中によぶ。
来なさいと言われたら私は黙って四つん這いに歩いてご主人様のそばまで行かないといけない。
私の白い身体に石鹸をつけて、ご主人様の精悍な体を洗う。身体中で。できるだけ私の体の柔らかい部分を使うように言われているので、今日は谷間のある胸をこすりつけて洗った。私のものもかたくなってきて、ご主人様もそれに気づいているようだった。
「はぁっはぁっ」
「椿、もう疲れてしまったの?」
「いっ、いえ、、、。ただ。」
興奮してしまってと言いそうになり、言葉を濁した。
「楽しんでくれてるみたいだね。じゃあ指もちゃんと洗ってもらおうか。いつもの穴をつかうんだよ」
私は真っ赤になった。
「でっでも、ご主人様の指がよごれちゃいますっ。」
「洗いなさい。」
私のなかはもうぬるぬると石鹸がいらないくらい、液が溢れていた。自分で脚を広げて、椅子に座るご主人様の指をそこに突きさす。
「はあっぁあっ」
「ちゃんと上下に腰を動かして洗いなさい」
「はあぅうううっ、ごめんなさい、ご主人様。椿はっ椿はぁっ。」
「いってはいけないよ、まだ体を洗ってるだけなのに。そんな声を出して。」
「ごめんなさいっっ、はんっっ、、、んあっあんんんっ」
ご主人様が急に立ち上がり、私を背中をもう片方の腕でおし、四つん這いにさせた。
「ちがう、こうやるんだ。ほらっほらっ。」
「あああああーっっっ、いやっ、はあっあっ」
ご主人様は後ろからぐちゅくちゅと音を立てて、激しく指を洗っている。いえ、もう私のなかを洗ってくださってるにちがいなかった。
指を三本も突き立てて、こすりあげるように何度も何度も。いってしまいそうだが、お許しが出るまでは、歯を食いしばって待つ。まだ始まったばかりなのだから。